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ブログBLOG

2026年

愛知工科大学とK耐久

2026.10.18  スタッフブログ 

2012年のある日、愛知工科大学の学生OBと先生が来店された。

学校の活動として、軽自動車耐久レース参加を検討しているというお話でした。
その時は、実現したら良いなと思いながら、学生がドライバーでの参戦だと、
万が一の時のリスクを考え、きっと学校はOKしないだろうなと。

数か月後、先生から「学校からOKが出ました。」と電話があり、
驚いたことは今でもよく覚えています。

2013年からスパ西浦で開催されるK耐久に参戦し始め、14年目となる2026年、
大学が在学生の卒業をもって閉校する予定となり、今年が最後の挑戦となりました。

振り返れば14年間、たくさんの学生たちが参加し、それぞれの年代で、色々なレースがありました。

今年をもって、愛知工科大学とのK耐久も一区切りです。

長く続いた活動が終わり、
私自身もひとつの区切りを迎えました。

AE86「大中テニス部号」、再始動。

2026.7.26  スタッフブログ  , , , , , ,

うちへ来てから1年8カ月。
その前には、おそらく8~9年もの間眠っていたであろうAE86のN1レース車両が、10年以上ぶりにサーキットを走りました。

場所は、YZサーキット東コースです。


今の私の好みに合わせて、フロントの足回りや前後スプリングレート、タイヤをドリフト走行用に変更しています。

ドンガラの室内に張り巡らされたロールケージ、無数に残るスポット増しの跡。
そして、エンジンを始動する前にキルスイッチをONにする動作。

運転席に座ると、久しぶりにレーシングカーに乗る感覚がよみがえってきました。

トヨタ86やGR86でのドリフト経験はありますが、AE86でコースに出てドリフト走行をするのは、今回が初めてです。

長い間眠っていたAE86が、果たして調子良く走り切ってくれるのか。
そして私自身が、このクルマをきちんと操ることができるのか。

いつもとは少し違う緊張感を持って、走行当日を迎えました。

コースイン後の1~2周で、AE86は大丈夫そうだと感じたため、低速コーナーからドリフト走行を始めてみました。

普段乗っているトヨタ86やGR86とは、車の動きも、自分に伝わってくる感覚も大きく異なります。

「これが元祖86なんだな」

そんなことを思いながら、少しずつ走行ペースを上げていきました。

大中テニス部号のエンジンは、N1規定のノーマルエンジンです。

実際にダイナパックなどでパワー測定すれば、おそらく100馬力も出ていないと思います。

決してパワーのある車ではありません。

それでも、乗っていると楽しいのです。

車体が軽く、自分の操作に対して車が素直かつリニアに反応する。
路面からのフィードバックも分かりやすく、車が今どのような状態にあるのかを自然に感じ取ることができます。

パワーや速さだけではない、軽量なFR車を操る楽しさを、あらためて感じました。

同時に、トヨタ86やGR86の魅力をさらに深めるために、これから何をしていくべきか、その方向性も見えてきました。

トヨタ86(ZN6)のレリーズベアリング

2026.7.5  スタッフブログ 

86(ZN6)/BRZ(ZC6)のレリーズベアリングトラブルについては、以前から多くの情報が出ているため、ご存じの方も多いかと思います。

症状としては、クラッチペダルが重くなったり、スムーズに動かなかったり、クラッチ操作時に異音が出る、クラッチの切れが悪くなるといったものがあります。
症状が進行すると、最悪の場合は走行不能になるケースもあります。

赤丸で囲ってあるのがレリーズベアリングです。

本来であれば、レリーズベアリング自体は抵抗なく回転し、クラッチペダルを踏んだり離したりすることで、
黄色い矢印方向へスムーズに動く構造になっています。

しかし、青色の矢印部分が溶けて変形してしまい、黄色の矢印方向の動きが悪くなるのと、ベアリング自体の回転も悪くなる(しなくなる)ことで、クラッチを踏んだ際にクラッチカバーとの摩擦抵抗が大きくなり、エンストする場合があります。

こちらの画像の車両は、日常使用のみでサーキット走行歴はなく、走行距離は7万km台の前期型でした。

前期型で走行距離7万km前後、修復歴なしといった86/BRZは、中古車としては狙い目になることも多い条件です。

ただし、普通に走っている車両であっても、このようなトラブルが隠れていたり、今後発生する場合があります。

中古車の場合、過去のメンテナンス履歴が分からない、または記録が残っていない車両も少なくありません。

お客様が購入前にすべてを見極めることは難しい部分もありますが、86/BRZではこのようなケースもあるということを知っていただき、中古車選びの参考にしていただければ幸いです。


画像は、今回交換した部品一式です。
今後のトラブル予防目的で交換した部品も含まれています。

実際の整備では、原因となっている部品だけでなく、周辺の状態を確認しながら、必要に応じて関連部品の交換も行っていきます。

14年

2026.4.30  スタッフブログ  ,

トヨタ86/BRZは2012年に販売が始まり、
最初期モデルでは製造から14年ほど経過した車両も出てきました。

最近、車検や修理でお預かりする86/BRZでも、ブッシュやマウント類の劣化など、
年数の経過による症状が少しずつ増えてきたように感じます。

86/BRZは純正部品・社外部品ともに豊富なため、リフレッシュ自体は可能です。

ただし、例えば足回りの場合、
車高調(ショックとスプリング)だけを交換すれば本来の性能が出るわけではありません。

サスペンションメンバー、アーム類、ナックル、スタビ、ブッシュ、マウント、ボールジョイントなど、
周辺部品全体がきちんと機能してこそ、足回り本来の性能が発揮されます。

そのため、本格的にリフレッシュするとなると、想像以上に費用がかかる場合もあります。

長年大切に乗ってきた愛車を、これからも乗り続けるためのリフレッシュであれば、
前向きな整備だと思います。

しかし、最近購入した中古車に大きな劣化があり、予定外に高額な整備が必要になった場合、
気持ちの面でも費用の面でも、なかなか納得しづらいものです。

同じ年式、同じ走行距離に見える86/BRZでも、使用環境、整備履歴、保管状況、過去の使われ方によって、
実際のコンディションには大きな差があります。

86/BRZは、これからも楽しめる車です。

ただ、年数の経過とともに、今後はますます車両状態の見極めが重要になると感じています。

だからこそ、価格だけではなく、今の状態と、
これから必要になりそうな整備まで含めて考えることが大切だと思います。